天使と悪魔のささやきVS運動
今回は『脳を鍛えるには運動しかない!』を読んでやろうと心に誓った男の天使と悪魔との戦いを描いて行きたいと思います。
俺は智、ややネガティブ気味の脳を持った男である。
今日は勉強が資格勉強がやる気出ないので、勉強系の本を探した。そんな中、目に飛び込んでいた1冊だった。
本の内容的には運動をするから脳の肥料であるBDNFがしっかり分泌され記憶力や集中力が高まる。さらにストレス解消やセロトニンも分泌されるので、不安が薄れて精神的にも安定する。
智:「学生時代、文武両道の人いたもんな…。あれは才能があったからじゃなくて運動をしてたから頭が良かったのか…。俺も部活やってたけど…頭普通だったなー」
悪魔:「そうそう。才能があるだけだからお前がやっても無駄無駄」
天使:「そんな事ないよ!前は理解してなかったけど、今はその効果とかを理解してるじゃない!試してみたら良い結果になるかもしれないよ!」
悪魔:「もう歳だし無理するなー」
天使:「年齢は関係ない!やれば出来るよ!」
頭の中で思考のやり取りが繰り返される。本を読んだばかりだったので、やる気の方が勝り、天使の声を聞き入れる。
悪魔:「ちっ、面倒臭い」
運動着に着替え、その日は走り出す。
次の日、仕事を終える。
智:「ああ、今日は走ってないや」
悪魔:「こんなに疲れてるのに走るのか?やめやめー」
天使:「ダメだよ!走ればきっと…」
智:「今日は無理、疲れた」
天使の声を途中で無視し、悪魔の選択を取り入れる。
家に帰った。
智:「ああ、俺はやっぱり継続出来ないなぁ」
悪魔:ニヤニヤ
昨日、読んだ本をもう一度開ける。そこにはネーパーヴィルの奇跡が書かれていた。
『ネーパーヴィルの奇跡』
ネーパーヴィル203学区で取り入れられた体育。0時間目の授業として10分程度、80%の力でランニングを行う。その効果で学区の生徒が国内有数の頭の良い生徒への変身。理科では世界1位、数学では世界6位という記録も残っている。
天使:「そう朝がいいんだよ。朝だと疲れもない、思考もクリアだし、そこにBDNFが出て、やる気と集中力が増し、その効果が続くだよ」
智:「朝か…朝走るのがいいのか。確かに夜だと時間ないもんな」
悪魔:「朝起きてから走る?面倒臭いだろう」
智:「…」
自分の思考は天使と悪魔のささやきを繰り返し行う。ここで大切なのは自分がどうしたいのか。その『目的』がしっかりしていないと悪魔のささやき(短期的思考)に寄りがちになってしまう。これは脳が変化を嫌う性質からなる。元々、面倒くさがりの智は自分に甘い。それを変化させるのには難しいのである。
脳は変化を嫌うので、いきなり大きく変えるのは反動が大きい。前に話した不快が強すぎる。不快を感じないように走る。今の人生を変えたいならここから変えてみませんか。